平素よりお世話になっております。高圧受電設備専門店のキュービクル福岡です。
今回は「高圧工事の種類と流れを徹底解説!キュービクル設置から交換工事の全工程」についてお話しさせていただきます。
高圧工事は、工場やビルなどの施設に電力を安定供給するために欠かせない専門工事です。この工事は、設備の種類や設置環境によって最適な方式が異なります。
この記事では、高圧受電工事の主要な種類である「開放型」と「閉鎖型(キュービクル式)」の特徴を比較し、キュービクル交換や受変電設備の設置工事が、どのような流れで進行するのかを詳細に解説いたします。
1. 高圧工事の種類と特徴:開放型とキュービクル式(閉鎖型)の比較
高圧受電工事の方式は、主に「開放型」と「閉鎖型(キュービクル式)」に大別され、それぞれ安全性とメンテナンス性に特徴があります。
| 方式 | 特徴 | メリット | 課題・注意点 |
| 開放型 | 機器類を屋外や構内に個別に設置する方式。 | 点検や修理作業がしやすく、機器の状態を目視確認しやすい。 | 機器が露出するため、安全性の確保や雨風対策が課題。 |
| 閉鎖型(キュービクル式) | 金属製の箱に変圧器や遮断器、保護装置などを一体化して収納。 | 高い安全性を確保でき、外部からの影響を受けづらい。防災や盗難防止の観点からも優れる。 | 設置スペースや増設時に制約が生じる場合がある。都市部や商業施設での施工事例が多い。 |
工場やビルなどの現場は、規模や設置環境が多様なため、それぞれの方式や特徴を事前に検討し、将来の電力拡張、機器の保守メンテナンス性、費用対効果などを総合的に考慮して工事内容を選定することが重要です。
2. キュービクル交換や受変電設備設置工事の具体的な流れ
キュービクル交換や受変電・トランス設置といった高圧工事は、安全性と品質を兼ね備えた工事を実現するために、厳格な手順を踏んで進行します。
工事の流れ(発注から引き渡しまで)
- 電力会社への申請: 高圧電力の受電開始や変更について、まず電力会社へ申請を行います。
- 専門業者への発注: 専門業者にキュービクルの製作を発注し、詳細な設計を確定させます。
- 基礎工事と据え付け: 設置場所の基礎工事を経て、キュービクル本体の据え付け作業を行います。
- 機器・配線の施工: 内部の変圧器、遮断器、各種機器や配線の施工(結線)を行います。
- 試験・動作確認: 耐圧試験やリレー試験など、細かな動作確認を繰り返し実施し、安全基準を満たしているか確認します。
- 通電申請と引き渡し: 試験完了後、電力会社へ通電申請を行い、問題がなければ引き渡しとなります。
施工品質の確保と資格要件
高圧工事の現場では、第一種・第二種電気工事士などの有資格者が必須であり、資格者不在での作業は禁止されています。細かな検査項目や搬入・設置・調整の各段階でミスがないよう複数名での確認作業も重視されています。
安定した電力供給に直結する工事の工程理解は、事業者や施設担当者にとっても重要なポイントとなります。
高圧工事は、施設の安全と経営を支える重要な投資です。キュービクル式や開放型といった方式の特徴を理解し、専門性の高い法人(株式会社など)に工事を依頼することで、運営コスト削減と安全で安定した電力供給を両立させましょう。
弊社は福岡県地域密着型の電気工事プロ集団となります。
高圧・低圧問わず扱うことができますので、是非電気のことならご気軽にお問合せください。
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