平素よりお世話になっております。高圧受電設備専門店のキュービクル福岡です。
今回は「高圧工事が必要な施設の規模と事例|高圧受電設備導入の3大メリットを解説」についてお話しさせていただきます。
高圧工事が求められる建物や施設は、一般家庭や小型店舗と比較して遥かに多くの電力を消費する、商業施設や工場、オフィスビルが中心です。これらの施設では、キュービクルと呼ばれる高圧受電設備を自社で管理し、高圧受電契約のもとで安定的な事業運営を行っています。
この記事では、高圧工事が必須となる施設の規模と事例を具体的に紹介し、高圧受電設備を導入することで得られる経営上のメリットを徹底解説します。
1. 高圧工事が必要となる施設と規模の事例
高圧工事が必要となる施設は、大量の電力を安定的に消費する場所であり、「キュービクル」による自社管理が必要となります。
| 施設の種類 | 該当する規模・事例 | 高圧工事が必要な理由 |
| 商業施設 | 百貨店、大型オフィスビル、複合商業施設など | 多数の空調機器、照明設備、エレベーターなどを同時稼働させるため。 |
| 工場 | 中小規模以上の工場、生産・製造ラインを持つ施設 | 生産設備や多種多様な機器が同時稼働するため、安定した大容量電源が不可欠。 |
| 事業所 | 複数フロアからなる中規模のオフィスビル、病院、学校など | 業務効率維持のため、電力需要の変動に強く、安定した供給が求められるため。 |
これらの施設が高圧受電を求める最大の理由は、受け取る電力規模の大きさと電気料金のコスト面にあります。
2. 工場・商業ビルへの高圧受電設備導入の3大メリット
工場や商業ビル、事業所に高圧受電設備を導入することは、初期コストを考慮しても、長期的な経営安定において非常に大きな恩恵をもたらします。
メリット① ランニングコストの大幅削減(電気料金単価の優位性)
高圧電力は、低圧と比べて料金単価が割安に設定されています。これは、電力会社側の負担が少ない高圧電力が大量使用を前提としているためです。大規模施設であれば、年間で数百万円以上の電気料金削減が見込まれます。
メリット② 安定した電力供給による業務効率・信頼性の向上
高圧受電設備を設置することで、電圧変動が少なくなり、供給が安定します。これにより、設備や生産ラインが安定稼働し、業務効率や信頼性が向上します。特に工場のように多種多様な機器が同時稼働する環境では、安定した高圧の受電環境づくりは不可欠です。
メリット③ 電力管理の柔軟性とリスク低減
自社敷地内に高圧受電設備を設置することで、電力管理の柔軟性が増します。
- 柔軟な供給: 必要なタイミングで適切な電圧への変換・供給が行え、突発的な電力需要の変動にも対応できます。
- リスク低減: 落雷や漏水などのトラブルの影響を局所的にとどめる設計もしやすく、電力リスクの低減に繋がります。
高圧工事の専門性が経営安定に寄与
高圧工事の実施では、設計から施工、維持管理、緊急時の対応まで、一連のプロセスを高い技術力で支える必要があります。
高圧受電設備の導入は、設備設置の初期コストや管理の煩雑さといったハードルもありますが、運用の長期化や安定経営を考えると、非常に大きなメリットをもたらします。
導入時は、施設規模・用途や運用コストなど多様な項目を比較し、専門知識と実績を持つ専門会社と連携した検討を行うことが、コスト対効果と将来の運用計画まで視野に入れた最適な結果を生み出します。
弊社は福岡県地域密着型の電気工事プロ集団となります。
高圧・低圧問わず扱うことができますので、是非電気のことならご気軽にお問合せください。
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